【男性向け】オナニーが気持ちよくない原因は?気持ちいいオナニーを取り戻す方法

「オナニーが気持ちよくない……」こんな悩みを抱えていないでしょうか。本来、マスターベーションはとても気持ちのいい行為のはずです。しかし、何らかの原因によってオナニーで快感を得られないことがあります。そうなってしまったら、とても悲しいですよね。何とかしてオナニーの快感を取り戻す方法はないのでしょうか。実は、オナニーで気持ちよくなれない原因のほとんどは、「今までのオナニー習慣」にあります。特に「間違ったオナニー」の悪影響は計り知れません。

マスターベーション自体には害はないことが分かっています。しかし、刺激の強すぎるオナニーや、特殊な条件下で行うオナニーをやり過ぎると、ペニスの感度が低下してしまうことがあるのです。その他にも、身体的および精神的な疾患が原因で性欲が低下して、オナニーで気持ちよくなれないこともあります。そのため、複数の可能性から総合的に判断して原因を究明し、改善するようにすることが大切です。そこで本記事では、オナニーが気持ちよくない原因を解明したうえで、興奮と快感を取り戻す方法について徹底解説します。

オナニーが気持ちいいメカニズムとは?

オナニーはとても気持ちいいですよね。しかし、射精するときはなぜあれほどの快感があるのでしょうか。誰でも気になったことがあるはずです。そこで、ペニスが勃起してから射精するまでの流れやメカニズムについて、基本的な部分を簡単に見ていきましょう。まず、ペニスが外部から性的な刺激が伝わると、脳の勃起中枢が反応してペニスが勃起します。勃起とは陰茎を構成する海綿体というスポンジ状の組織に、血液が流れ込んで体積が増大することで発生する減少です。

勃起後のペニスに継続的に性的刺激が伝わり続けると、性的興奮が高まって睾丸が少しずつせり上がって、陰嚢が小さく引き締まって勃起に備えます。さらにオーガズム(絶頂つまり射精)が近づく段階になると、一定量の精液が精管(精液の通り道)の末端部にまで運ばれて、射精の瞬間まで待機する状態に。ついに性的興奮が絶頂に達してオーガズムを迎えると、脊髄内にある射精中枢が反応して、精子が精嚢からの分泌液と合流してペニスから精液が射出されます。なお、射精の瞬間は脳が干渉できない反射なので、自分の意思で射精を止めることはできません。

ここで極めて重要になるのが、射精時に生じる快感のメカニズムです。ここには「物理的な刺激」と「神経化学物質」の2つの要素があります。まず、物理的な刺激には、射精寸前に精液がたまることで前立腺の内圧が急激に上昇することや、精液が精管や尿道を通って一気に射出されることの2つが、大きく影響しているようです。射精直前のペニスがムズムズ・ゾクゾクするような感覚は、まさにこういった物理的な刺激が原因で起こります。この点については脳自体の関与はほとんどありません。

物理的な刺激よりさらに大きく影響するのが、「ドーパミン」という神経化学物質です。いわゆる「快楽物質」とも呼ばれるドーパミンは、飲酒や喫煙、薬物乱用によっても大量に分泌されるほど、気持ちよくなることができます。しかも、このドーパミンの働きによって不安感や恐怖感など、精神的なネガティブな要素も一時的に消え去るのです。これらの要素が、射精で快感を得ることができる理由だと考えられています。つまり、射精時は脳による反応と物理的な刺激の相乗効果によって、代え難い快楽を得られるということなのです。

オナニーが気持ちよくない原因は?

マスターベーションで快感を得られるメカニズムについて、簡単にご紹介しました。男性がオナニーをしたくなる最大の理由は「気持ちいいから」です。気持ちよくなれないオナニーなんて、何だかとても虚しく感じてしまいますよね。しかし、マスターベーションで快感を得ることができないこともあります。オナニーで気持ちよくなれない原因は、主に次の5つのものが考えられるので、心当たりがないかどうかチェックしてみましょう。

・何らかの要因による性欲の減退
・オナニーのオカズで興奮できない
・肉体的および精神的な疲労がある
・オナニーの快感に慣れてしまった
・刺激の強いオナニーをやり過ぎた

若い男性でも何らかの理由で性欲が低下してしまうことがあります。そうなるとオナニーをしたくなるという意識も低くなり、自然と快感も控えめに。オナニーで使うオカズに興奮できないことも一因です。それらの理由は、肉体的および精神的な疲労かもしれません。また、普段から刺激の強いオナニーを続けてきた場合は、ペニスの感度が低下しやすい傾向にあります。これらの原因についてひとつずつ詳しく見ていきましょう。

1.性欲が下がっている

性欲が下がるとオナニーの快感も低下します。なぜなら、興奮が高まらないとオーガズムも強くならないからです。男性の性欲は常に高いわけではなく波があります。具体的には、最後に射精してからの期間が長くなれば、それだけ性欲も強くなるものです。言い換えれば、オナニーの頻度が高すぎると性欲は高まらないということ。惰性で何となくオナニーをすることが増えれば、自然と性欲は低めの状態で安定してしまいます。その結果、射精してもそれほど強い快感は得られないでしょう。オナニーの頻度が原因の場合は、単純に数日間の禁欲を挟めば気持ちよくなれます。

オナニーをそれほど頻繁にしていなくても、性欲が低下してしまうことはあります。その最も大きな要因は「加齢」です。年齢を重ねると、身体機能はもちろん「男性ホルモン」の分泌量も低下します。男性ホルモンの分泌量は20代後半にピークを迎えて、それ以降は徐々に低下していくことがほとんどです。男性ホルモンはペニスの機能に極めて重要な役割を果たしており、この分泌量が低下すると性機能も衰えていきます。精神的には性的な欲求があったとしても、身体がついていかないのです。

実際に、男性は高齢者になっても性的欲求はあることが、研究によって明らかになっています。しかし、肝心の性器が機能を果たせないことがほとんどなので、実際に性行為に及ぶことがないというだけなのです。一方で20代~30代の若い男性であっても、性欲が低下してしまうことはよくあります。生活習慣によって、男性ホルモンの分泌量が低下してしまうことが、その原因のひとつです。不規則な生活習慣、つまり運動不足やタンパク質不足の食事、睡眠不足や過度のストレスなどに囲まれた生活を送っていると、男性ホルモンの分泌量は低下します。

もちろん、若い男性にはペニスの機能面で問題ないことがほとんどなので、生活習慣を改善すれば男性ホルモンも正常なレベルに戻すことができます。しかし、肉体や精神に疲労が蓄積していると、なかなか性欲を取り戻すことが難しいことも。これについては後ほど改めて解説しますが、心身の疲労は性機能に大きな悪影響をもたらします。悪化すると性欲の低下どころか勃起が困難になる「ED(勃起不全)」になることもあるのです。「オナニーが気持ちよくない」「オナニーへの関心が薄れてきた」ということを感じている人は、EDの初期症状かもしれません。

2.おかずへの興奮度が下がっている

マスターベーションをするときは、何らかの「オカズ」つまりポルノ動画や画像などを使いますよね。具体的にセックスのシーンやエッチな女の子の姿などをイメージして、性的な興奮を高めていくのです。マスターベーションの快感は興奮度と大きく関係しているため、実はオカズの選定がオナニーの快感に大きな影響を与えています。オカズで興奮できないと、オナニーで気持ちよくなれないのです。そのため、常に最大限に興奮できるような、効果的なオカズを選ぶ必要があります。

男性は特に視覚や聴覚で興奮しやすい傾向があるので、やはり最も効果的なオカズはポルノ動画でしょう。しかしながら、ポルノ動画には悪影響があるのも事実です。ポルノはあくまでエンターテインメントなので、どうしても現実にはありえないようなセックスのやり方やシチュエーションなどが登場します。特にハードコアポルノはその最たるものでしょう。常にオナニーでそういったポルノを見ていると、今度はセックスで満足できなくなってしまうことがあります。ポルノはオナニーの快感を高めてくれる媒体ではありますが、依存しすぎないように注意が必要です。

究極的には具体的なオカズを使わずとも、脳内の妄想だけで興奮できることが望ましいですが、それはなかなか難しいかもしれませんね。そのため、ポルノ動画など直接的すぎるものではなく、画像や音声で興奮する習慣を身につけるようにすると良いでしょう。その結果、マスターベーションで気持ちよくなれるだけではなく、本番のセックスでも興奮しやすくなってより熱いエッチができるようになりますよ。理想的なオナニーを行うために、オカズの選び方を意識することが大切です。

3.精神的・肉体的な疲労がある

先ほど軽く触れたように、肉体的および精神的な疲労が蓄積している場合は、オナニーで気持ちよくなれないことが増えます。心身の状態はオーガズムに大きな影響を与えるからです。セックスやマスターベーションには相当の体力を消耗します。そのため、疲れているときにペニスが十分なパフォーマンスを発揮できず、オーガズムの強度が下がってしまうのも無理はありません。いわばオナニーはスポーツと同じようなものなので、体力が十分にある状態でなければ、存分に満喫することはできないのです。

ちなみに、過労などで著しい疲労を感じたときに、なぜかムラムラするいわゆる「疲れマラ」になることもあります。しかし、これは身体が意識を保つために分泌される物質が、たまたま性機能に影響しているだけなので、本当に性欲を感じているわけではありません。そんなときにオナニーをするとさらに体力を消耗して、眠ることも難しくなってしまうことがあります。肉体的な疲労が蓄積しているときはオナニーなどせずに、まずは身体をしっかり休めるようにしましょう。

身体的疲労よりも精神的な疲弊の方が、性機能に大きな悪影響があるかもしれません。身体がセックスの方へ向かうためには、まず意識がそちらへ向く必要があります。言い換えれば、精神的に疲れていて余裕がないときは、性欲を感じてムラムラすることもないということ。しかし、男性の本能として生殖の欲求はあるので、自然とマスターベーションをしてしまうこともあるでしょう。前述したように、そういった惰性のオナニーでは快感を得ることは困難。ストレスによる性欲減退からED(勃起不全)になってしまうこともあるので、過度なストレスには注意が必要です。

また、鬱病などの精神疾患を患っている場合は、性欲がほとんど無くなってしまうような状態になることがあります。投薬治療を行っている場合はなおさらのこと。特に、パキシルなどのSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は、性欲を著しく減退させてしまう副作用があることで有名です。早漏の治療のために、SSRIに似た作用のある薬物が使われることもあるほど。このような状態になったときにSSRIを自己判断で止めると、離脱症状が出て精神的に危険な状態になってしまうことがあります。必ず医師に性的な問題について相談したうえで、別の薬品に変更してもらうようにしましょう。

4.オナニーの快感に慣れてしまった

オナニーの快感に慣れてしまったら、それ以上の快感を得るのは難しいかもしれません。私たちの身体は刺激に慣れる性質があるので、似たような感覚が続くと慣れてしまいます。それはオナニーでも同様です。慣れるというほど明らかものではなくても、いつも同じような刺激ばかり行っていると、マンネリ感のようなものが生じてしまいます。人生の中で最も気持ちよかったオナニーは、中学生や高校生のまだ慣れないことだった……という人は少なくないかもしれません。

特に、いつも手コキオナニーばかりやっていると、マンネリ感もより強くなってしまうでしょう。いくらオカズやシゴき方を変えてみても、やはり手コキオナニーには限界があります。オナニーは手を使ってやるものなのだから、マンネリになるのは仕方のないことだと思われるかもしれません。しかし、実はそうではないのです。マスターベーションは他にも様々なやり方があります。詳しくは後ほどご紹介しますが、「セックストイ」を活用したオナニーは、マンネリの打破や快感の向上に極めて効果的です。

手コキオナニーでマンネリになるのは好ましくありませんが、それはなぜでしょうか。簡単に言うと、マンネリになると快感を得るためにより強い刺激が必要になり、不適切な方法でオナニーをしてしまうことが増えるからです。例えば、通常の手コキオナニーで満足できなくなったら、握る力をもっと強くしたり素早くピストン運動するようにしたり、ペニスに何かを擦り付けるといった対策が考えられます。しかし、こういったオナニー方法には、性機能に問題を生じさせてしまうリスクが非常に高いのです。

5.刺激の強いオナニーをやり過ぎた

マスターベーションで満足できなくなった男性の多くは、何らかの方法で刺激を強めようとします。しかし、それでも十分な快感が得られないようになると、もっと強いオナニーへと進むことでしょう。そうやって刺激の強いオナニーをやり過ぎると、ある日おそろしいことに気付くかもしれません。女性の膣内で射精するのに異常に時間が掛かったり、そもそもイクことができなくなったりしてしまうのです。いわゆる「重症遅漏」や「膣内射精障害」と呼ばれる疾患で、性生活に大きな悪影響が出てしまいます。

冒頭で解説したように、そもそもセックスやオナニーで気持ちよくなれるのは、ペニスへの性的刺激が神経を通って脳へ伝わり、脳がドーパミンなどの快楽物質を分泌させるためです。言い換えれば、ペニスの神経の働きが鈍くなると、肝心の快感を起こさせる脳の機能も鈍くなってしまうということ。これがいわゆる「感度の低下」の正体で、しかも原因のほとんどは「間違ったオナニー」にあります。間違ったオナニーの最たるものは、「握り過ぎオナニー(テスグリップオナニー)」や「床オナニー」です。

握り過ぎオナニーは、その名の通りペニスを強く握りすぎるオナニーで、いわゆる「Death Grip Syndrome(死のグリップ症候群)」の原因になります。床オナニーはうつ伏せになった状態から身体を下ろして、床やソファー、毛布やクッションなどにペニスを押しつけたり、腰を振ってピストン運動したりするオナニーです。いずれも遅漏や膣内射精障害の原因となるように、ペニスの感度が大幅に低下してしまいます。感度が低下すると快感も得づらくなるので、射精の快感もイマイチなものになるでしょう。

もちろん、多くの遅漏や膣内射精障害の男性は神経が鈍感になっているだけで、神経の機能自体に障害が生じているわけではありません。そのため、オナニーの方法を正常に戻せば、次第に感度を取り戻していくことは可能です。しかし、それには正しい知識と実践、相当の時間を要するので簡単なことではありません。こうならないためにも、強すぎるオナニーや特殊なオナニーには注意すべきなのです。正常なオナニー習慣の身につけ方や快感の取り戻し方は、後ほど詳しくご紹介します。

オナニーをしなくなることのデメリット

マスターベーションで気持ちよくなれないことが増えると、「気持ちよくないからもうどうでも良いや……」と諦めて、もうオナニーをしたくない気分になってしまうかもしれません。しかしオナニーをやらなくなると性機能がさらに低下して、快感を得るのがますます困難になるという、厄介な悪循環に陥ってしまいます。オナニーをやらないことで生じる、具体的なデメリットは次の3つです。

・男性不妊に繋がる恐れがある
・EDや早漏の原因になる
・男性ホルモンの分泌量が下がる

いずれも男性にとってとても困ることですよね。特に、不妊に繋がってしまうのは恐ろしいことでしょう。オナニーには性機能を保ったり向上させたりする役割があるため、オナニーをしないとその効果も得られません。その結果、EDや早漏のような一見矛盾する、さまざまな悪影響が性機能に出てしまうのです。また、オナニーをしないということは射精の習慣が減ることでもあるので、男性ホルモンの分泌量が低下する恐れもあります。

男性不妊に繋がる恐れがある

オナニーをしない「オナ禁」を長期間行うと、精子の質が大幅に低下してしまいます。研究によると、2~3日間射精しないと精子の運動能力が低下し始めることが分かりました。さらに長期間のオナ禁を続けると、遺伝子に異常のある精子が有意に増えてしまうことも明らかに。このような精子の品質低下は生殖能力の悪化に繋がるので、過度なオナ禁は危険なのです。逆に、毎日オナニーしても精子の質が低下することはなく、むしろ精子の遺伝子異常が減ったり運動能力が高まったりします。

オナ禁をすれば、生殖能力はむしろ向上するようなイメージがあるかもしれませんが、実はその真逆だということなのです。なぜこのようなことが起きてしまうのか簡単に見てみましょう。睾丸が空の状態から精子で満たされるのは3日程度と非常に速いのですが、実は精子が製造されるまでには2~3か月もかかります。つまり、長期間のオナ禁が精子の生産能力自体へただちに悪影響を及ぼすわけではありません。重要なポイントは「精子の酸化」です。

精子はタンパク質を主成分とする有機物なので、古くなると酸化つまり劣化してしまいます。劣化した精子は自然に身体に吸収されますが、劣化したからといってすぐに処理されるわけではありません。そのため、睾丸内は新しい精子ばかりではなく、酸化した古いものが少しずつ増えていきます。また、身体はあまり使われていない部分の機能は低下させて、エネルギーを節約しようとする傾向があるため、新しい精子をつくる能力も徐々に低下していくのです。

また、運動能力の低下についてはもちろん精子の劣化も原因のひとつですが、精液の濃度も大きく影響しているようです。先ほどの研究では、射精しない期間が長くなると精子の量が増えるため、相対的に精液の濃度が高くなることが示唆されています。このドロドロとした高粘度の精液も、精子の運動能力を低下させる要因だと考えられるようです。逆に、毎日射精している場合は精液がサラサラとするため、精子の運動能力も高まるのではないかと考えられます。ちなみに、射精の頻度が高いと精液および精子の量自体は減りますが、生殖に必要な基準値を下回るようなことはありません。

オナニーが気持ちよくないからといってオナ禁をすると、睾丸内に古い精子が増えて生殖能力が低下してしまいます。仮に女性が妊娠したとしても、精子の質が低下しているため、胎児に何らかの問題が生じてしまう可能性も否めません。これは、多くの男性にとっては大きな問題なのではないでしょうか。しかし、こういった生殖能力の低下は不可逆的なものではないので、きちんとオナニーを再開すれば精子の質は元に戻ります。マスターベーションは適度に楽しむことがとても重要なのです。

EDや早漏の原因になる

前述したように、私たちの身体はあまり使われていない部分の機能は低下させて、他の重要な部分にエネルギーを注ぐようになっています。つまり、オナニーをする頻度が極端に低下すると、生殖機能は身体にとってあまり必要のないものになってしまうということ。もちろん生殖行為は男性の本能ではありますが、基本的には身体にとって最も重要なのは自身の生命です。身体はそのためのエネルギーを少しでも温存しようとするため、ペニスを使わないことが増えると性機能は後回しになってしまいます。

そのため、マスターベーションをやらなくなると、ED(勃起不全)になるリスクが大幅に高まります。EDとは性行為のときに7~8割の確率で勃起できない状態のこと。EDの主な原因は、生活習慣の乱れやストレス過多の生活にあることがほとんどですが、射精習慣の不足やテストステロンの分泌量の減少でも発症します。後述するように、ペニスを使わないことで男性ホルモンの分泌量も減少するので、なおさら性欲が低下してしまうことに。過度なオナ禁はまさに悪循環をもたらしてしまうのです。

また、オナ禁によってEDとは正反対の早漏になってしまうこともあります。一見矛盾するように思えるかもしれませんね。私たちの身体は継続的な刺激によって感覚が鈍くなっていきますが、逆に刺激を受けないことが続くと感覚が鋭くなります。長期間オナニーをしないとペニスが刺激されないことが増えるので、亀頭の神経が特に過敏になりやすくなるのです。その結果、セックスのときに射精が異常に早くなります。早漏になると女性を満足させることが難しくなるので、EDだけではなく早漏にも注意が必要です。

男性ホルモンの分泌量が下がる

長期間にわたって射精することがないと、男性ホルモンの分泌量が下がってしまう可能性があります。研究によると、オナ禁をしばらく続けるとテストステロン(男性ホルモンの一種)の分泌は、有意に向上するようです。だいだい1週間くらいで通常の150%くらいになるので、1週間オナ禁をすればテストステロンが大幅に増えると言って良いでしょう。しかし、7日目以降はテストステロンの数値が上昇することはなく、逆にテストステロン値は急激に低下して元のレベルまで戻ることも分かっています。

近年若者の間で、男らしさを高めるためにオナニーを控えようとする「NoFap」が人気を高めつつありますが、大きな間違いであることが分かりますね。そもそもセックスとオナニーは射精という行為自体は全く同じなので、射精を控えるのであればオナニーだけではなくセックスも排除しないといけません。いずれにせよ、オナ禁にはテストステロン値を高い状態で維持する効果はなく、むしろ低下させてしまう可能性の方が高いことが分かります。しかも、先ほどご紹介したようにオナ禁を3日以上続けると、生殖能力は大幅に低下していくのです。

マスターベーションはテストステロンを減らすからダメだというイメージがあり、それはNoFapの主張とも類似します。しかし、実際にはマスターベーションを行った後は、テストステロンのレベルが高まることが分かっているのです。言い換えれば、適度なオナニー習慣によって男性ホルモンと性機能といった、男性にとって極めて重要な機能を増進することができるということ。男性ホルモンが増えると、肉体的・精神的ないわゆる「男らしさ」が高まるので、性欲が強まることはもちろん気持ちの面でもアクティヴになれますよ。

気持ちいいオナニーを取り戻す為には?

マスターベーションには基本的にデメリットがなく、むしろ性機能や男性ホルモンの分泌といった重要な機能を高めてくれることが分かりました。しかし、そもそもオナニーで気持ちよくなることができなければ、わざわざ時間を費やしてオナニーをする気力が湧かないですよね。そんなときは、惰性で適当にペニスをしごくようになるので、なおさら快感を得られないという悪循環に陥ってしまいます。そこで、次の4つの方法を駆使すると、気持ちのいいオナニーを取り戻すことができるかもしれません。

・睡眠時間と質を高める
・男性ホルモンを増やす
・オナニーのやり方を変える
・セックストイを使ってみる

心身ともに疲れていると、オナニーで気持ちよくなることはできません。そのため、オナニーで快感を得るためには、質の良い睡眠をとることが必要です。また、適度な運動や栄養素の摂取、ストレスの解消などで男性ホルモンを増やすと、性機能を高めてオーガズムの快感も強めることができます。最後に、セックストイを使ってオナニーのマンネリを解消すると、劇的に気持ちのいいオナニーができるかもしれませんよ。

睡眠時間を増やす

睡眠時間を増やすことは、オナニーで気持ちよくなるために最も重要だと言っても過言ではありません。十分な睡眠時間が取れていないと身体的な疲労を回復できないだけではなく、精神的にも不安定になりがちになります。マスターベーションで快感を高めるためには、心身ともにリラックスしている必要がありますが、睡眠不足で疲労が蓄積しているとそれができません。つまり、心身の疲労を回復させて、万全な体調でオナニーに臨むようにする必要があるということです。

ただし、ただ単に睡眠時間を伸ばすだけでは、あまり意味がないこともあります。睡眠は「長さ」よりも「質」の方が大切なのです。例えば、質の悪い睡眠を8時間取るよりも、良質な睡眠を5時間だけ取る方が、心身を疲労から回復させる効果は高くなります。では、具体的にどうやって睡眠の質を高めれば良いのでしょうか。最も基本的なことは、日中にしっかり日光に当たることです。私たちの身体にはいわゆる体内時計があり、それによって身体のリズムをコントロールしています。日中に日差しを浴びることで、日が暮れて暗くなってから眠たくなるというリズムを作り出せるのです。

言い換えれば、日が暮れてから陽に当たっていると、夜遅くになっても身体が睡眠モードに入らないということ。もちろん、日が暮れたら太陽はありませんよね。しかし、私たちの身の回りには太陽と同じように、身体を活動的にしてしまうものがあります。それが部屋の照明やパソコン・スマホのスクリーンです。これらのものには「ブルーライト」と呼ばれる光線が含まれています。ブルーライトは目に見える可視光線の中で、最も波長が短くエネルギーが強いことが特徴です。言い換えれば、それだけ網膜や脳に強い負担をかけるということ。

ブルーライトには、前述したように体内時計を調整する働きがあるのですが、寝る前に大量に浴びると脳が活性化してしまいます。つまり、眠りにつくのが難しくなるのです。特に現代人は就寝前でもパソコンやスマホから離れないことが増えているため、ブルーライトが原因の睡眠障害が増えています。そのため、眠りにつく30分くらい前にはパソコンやスマホの画面から離れて、照明を少し暗めにして過ごすようにしましょう。こうすることで、ブルーライトを必要以上に浴びて脳が活性化してしまうのを防ぎ、身体を睡眠モードへ移行させることができます。
とはいえ、寝る前でもどうしてもスマホで連絡を取ったり、何かを調べたりする必要があるかもしれません。そんな場合は、いくつかの対策でブルーライトの影響を減らすことができます。スマホの機種によっては、画面の色彩や明るさを変えて、ブルーライトを減らす機能がついていることもあるので使ってみましょう。ブルーライトをカットするメガネを装着するのも効果的です。このようにして就寝前のブルーライトを避けるだけでも、睡眠の質はかなり改善することができるでしょう。

精神状態によっては、眠りにつくこと睡眠自体が難しいこともあります。そういった場合は鬱病などの精神疾患を発症している可能性が考えられるため、現時点ではオナニーのことを心配している場合ではありません。近年は特に精神的に疲れやすいことが多いので、精神疾患に罹ってしまう人が多いのはもっともなことです。まずは精神科医の診断を受けましょう。それから投薬やカウンセリングなどの治療を続ければ、精神疾患が改善して性欲も元に戻り、また以前のようにオナニーを楽しめるようになるかも知れません。

男性ホルモンを増やす

男性ホルモン(特にテストステロン)と性欲や性機能には、密接な関係があることが分かっています。言い換えれば、テストステロンの分泌量を増やすことができれば、性欲を高めてオナニーが気持ちよくなるということです。しかし、テストステロンはどうやって増やせば良いのでしょうか。実は意外といろいろな方法があります。「十分な睡眠」「タンパク質主体の食生活」「栄養素の摂取」「適度な運動」「ストレスの解消」といった、基本的な生活習慣の改善によって男性ホルモンは増えるのです。

十分な睡眠が性機能にどれほど重要かという点については前述したとおりです。それに加えて、食生活をタンパク質主体のものに変えるのも効果的だと考えられます。テストステロンなどのホルモンの主成分はコテステロール(脂質)ですが、それがホルモンとして機能するためにはタンパク質の働きが欠かせません。そのため、肉や魚といった動物性食品は、できるだけ毎日摂取するようにすべきです。ただし、糖質と脂質の摂取量は多すぎても少なすぎても、テストステロンには悪影響があります。

さらに、ビタミンDや亜鉛、マグネシウムはテストステロンの分泌量を増やすことが分かっています。これらの食品も基本的に肉や魚など動物性食品に多いので、タンパク質摂取のためにも積極的に食べるようにしましょう。しかし、これらの食品は脂質も気になるので、たくさん摂取するのは難しいかもしれません。そこでサプリメントが大きな威力を発揮します。タンパク質を補うためにはプロテインパウダー、他の栄養素はそれぞれのサプリメントを活用しましょう。

適度な運動、特にウエイトトレーニングはテストステロンの分泌量を高めるために極めて効果的です。運動についてはランニングやエアロバイク、各種スポーツなど幅広いものが該当します。ウエイトトレーニングは、ダンベルやバーベルなどの重りを用いて肉体を鍛える行為です。ウエイトトレーニングを行うと、筋肉が増えて男らしい肉体が手に入るだけではなく、男性ホルモンの分泌量が高まって性機能も向上することが分かっています。ウエイトトレーニングが難しい場合は、腕立て伏せやクランチなどのような、ウエイトを使わない自重トレーニングでも代用可能です。

テストステロンを増やすためには、リラックスしてストレスを解消する習慣を身につけることも大切です。ストレス過多の生活を送っていると、「コルチゾール」というストレスホルモンが増えて、相対的にテストステロンのレベルが下がります。現代人はストレス過多の生活から、慢性的にテストステロン値が低くなっているとも言われているので、ストレス解消は極めて重要です。何か趣味を見つけてそれに打ち込む時間をつくるとリラックスすることができて、性欲も高まってくるかもしれませんよ。

オナニーのやり方を変えてみる

これまでご紹介してきた方法は、基本的に性欲を高めるためのものです。しかし、性欲やオナニーへのやる気は十分にあっても、肝心のオナニー自体をどうにも気持ちよくできないことも少なくありません。前述したように、オナニーのやり方はオーガズムに強い影響があります。なぜなら、マスターベーションがマンネリ化してしまうと、興奮度が下がってしまうからです。オナニーの快感を取り戻すために、オナニーのやり方を変更してみましょう。特に、刺激の強さや種類を変えるのはとても効果的です。

ただし、オナニーのやり方を変える場合は、くれぐれも物理的な刺激の強さに注意する必要があります。推奨できないオナニーは、ペニスを強く握ったり何かに擦りつけたりする方法や、特殊な体勢で行うオナニーです。ペニスへの物理的な刺激が強すぎると、ペニスを痛める恐れがありますし感度が低下してしまいます。その結果、再びオナニーに満足できなくなって、さらに強度を高める……という悪循環に陥ってしまうかもしれません。足をピンと伸ばす足ピンオナニーも、慣れてしまうと射精障害の原因になるので避けるべきです。

オナニーを気持ちよくするための、最も効果的な方法はセックストイの使用ですが、それについては後ほど詳しく解説します。その他に、アナルや乳首など、ペニス以外の性感帯を刺激してみるのも効果的です。特にアナルオナニーでは、「ドライオーガズム」という射精とは全く違った絶頂に達することができます。通常のペニスオナニーよりずっと深い快感を得ることができるので、マスターベーションに飽きていた人でも満足できるかもしれません。オナニーの種類はたくさんあるので、ぜひいろいろチャレンジして自分に合うものを探してみましょう。

セックストイを使ってみる

セックストイを活用するのは、マスターベーションのマンネリを打破して、快感を得るための最も効果的な方法です。しかも、グッズを用意して使えば、簡単に気持ちよくなれるという手軽さもあります。オナニーに特におすすめなグッズは「オナホール」と「ローション」です。オナホールは女性の膣に挿入するような快感を味わえるグッズで、ローションは性器に塗って潤滑性を高めるために使います。いずれのグッズもオナニーを飛躍的に気持ちよくしてくれますよ。

オナホールがなぜそれほど気持ちいいのかというと、女性とセックスするときに近い刺激を味わうことができるからです。マスターベーションは通常手コキでやることが多いですが、それでは刺激の深さやバリエーションにどうしても限界があります。オナホなら膣内での密着感や包まれる感覚などを体感できるため、手コキではまず不可能な快感を味わえるのです。しかも、オナホには早漏や遅漏、膣内射精障害を改善する効果まであることが照明されています。種類も豊富で、据え置きで使用できる大型オナホを使えば、本物のセックスのように腰を振ってオナニーを楽しむこともできるでしょう。

ただし、オナホールはあからさまなセックストイなので、何だか抵抗感があるかもしれません。メンテナンスも面倒なので、できればもう少し手軽にオナニーの快感を高めたい人もいるでしょう。そんな場合は、ローションを使って手コキオナニーをするのがおすすめ。ローションは性器の潤滑性を高めるグッズで、特に塗ると効果てきめんです。普段のオナニーで乾いた亀頭をいじると、摩擦で痛みを感じることがあるかもしれません。ローションを使えば亀頭オナニーも手軽に行えます。カリや裏スジといった至高の性感帯を上手く責めれば、今までにない気持ちいいオナニーを楽しめるでしょう。

それでも気持ちよくない場合は…?

オナニーの快感を高めるための様々な方法についてご紹介しました。しかし、いろいろ試してもなぜか気持ちよくなれないという事例が、ごくまれにあるようです。そんな場合は「射精無快感症(Ejaculatory Anhedonia)」が原因かもしれません。射精無快感症とは、射精時にほとんどもしくは全く気持ちよくならないという疾患です。冒頭でご紹介したように、射精時は主にドーパミンという快楽物質や、精管から尿道を通って精液が射出される物理的な刺激によって、快感を得ることができます

初めて射精したときから快感を得られない場合は先天性、ある時から気持ちよくなくなった場合は後天性の射精無快感症です。いずれも原因は不明で、残念ながら現在のところは明確な治療法も確立されていません。先天的な射精無快感症の原因としては、脳内の神経化学物質、特にドーパミンの分泌に問題があるのではないかと考えられているようです。後天的に射精無快感症になってしまう原因としては、鬱病や何らかの依存症など精神的な問題や、他の疾患もしくは投薬治療や脊髄損傷などのような、身体的な問題に起因する可能性が考えられています。

射精無快感症は性欲やオーガズム自体には何の影響も与えません。そのため、一般的な性機能障害や射精障害ではなく、オーガズム機能障害(Orgasmic Dysfunction)に該当します。したがって、これまでご紹介してきた性欲を高めたりオナニーのやり方を変えたりする方法では、残念ながら射精無快感症を解消することはできないのです。もしセックスやオナニーのときに快感を全く得られない場合は、射精無快感症の可能性が高いので医師の診断を受けましょう。

まとめ

今回は、オナニーが気持ちよくない原因を解明したうえで、興奮と快感を取り戻す方法について徹底解説しました。オナニーで射精するときに気持ちよくなれるのは、射精時に物理的な刺激が前立腺や尿道で起きることや、脳内での大量のドーパミン分泌が大きく影響しているからです。しかし、何らかの原因で射精時に正常な快感を得ることが困難なこともあります。主に性欲が減退していることや、心身の疲労が蓄積していること、オナニーへのマンネリで興奮できなくなっていることが原因です。

オーガズムの強度と性欲には関連があるので、心身の疲労等で性機能が低下している場合は、オーガズムの快感も十分に得ることができません。また、射精までの性的興奮の度合いが低いと、やはりオーガズムの強度も低下するので快感は下がります。マスターベーションのやり方によっては、不適切に強い刺激をペニスに与えてしまうことがあり、この場合はペニスの感度が低下していることが原因です。通常の刺激では性的興奮が高まらないので、オーガズムの快感も限定的なものになります。

気持ちよくないからといってオナニーをしないと、精子の質が低下して不妊になったり、男性ホルモンの分泌量や性機能の低下によってEDや早漏になったりするリスクが高まります。これを防いでオナニーの快感を取り戻すためには、「十分な睡眠」「タンパク質主体の食生活」「栄養素の摂取」「適度な運動」「ストレスの解消」が必要です。また、オナホールやローションなどのセックストイを活用して、オナニーを改革することも大切。射精時の快感を取り戻して、最高のオナニーを満喫しましょう。