あなたがしているのは危険なオナニーかも?間違ったオナニーの副作用

みんな大好きなオナニー、とても気持ちいいですよね。快感を得るためについついやり過ぎてしまうことがあるので、副作用が心配な人も多いのではないでしょうか。しかし、オナニーは「正しい方法」でやる限りにおいては、身体や精神への悪影響を心配する必要はありません。その一方で、オナニーには様々なやり方やテクニックがあります。その中には、ペニスの機能に悪影響を与える「間違ったオナニー」も少なくありません。
厄介なのは、こうした間違ったオナニーのほとんどが、通常よりも強い快感を得られるということです。そのため、間違ったオナニーはついクセになって、やり過ぎてしまうことがしまうことがあります。こうしたオナニーはやり過ぎると遅漏や膣内射精障害などで、セックスで大きな問題が生じてしまうこともあるので、あくまで適度に行うことが大切です。本記事では、間違ったオナニーのやり方や悪影響について解説します。
ナニーはごく自然で健康的な行為
男なら誰もがオナニーをしますが、それだけにやり過ぎや副作用などが心配になりますよね。しかし、オナニーはごく自然で健康的な行為です。オナニーの副作用を心配する必要はありません。科学的な研究や調査によっても、オナニーの害などというものは実証されていないのです。ただし、これはオナニーを「正しい方法」で行った場合に限られます。「間違った方法」によるオナニーを続けた場合は、主に性機能に悪影響が出てしまう可能性があるので注意が必要です。
そもそも、正しいオナニーとは何なのでしょうか。正しいオナニーとはペニスにとって「自然」な刺激を与えて、過剰なものや不自然なものでないものです。ペニスにとって最も自然な刺激は、膣内への挿入だと考えられます。実はペニスが膣内で受ける圧力や摩擦は弱いので、刺激が控えめなオナニーが正しいものだと言えるでしょう。こうしたオナニーを続ければ、健康的な性生活を送れるでしょう。その点については本記事の最後に改めて解説します。
逆に間違ったオナニーとは、ペニスへの刺激が強すぎるものや不自然なものを指します。ペニスを思い切り握ったり何かにこすりつけたりするオナニーは、無意識のうちにやってしまいがちです。しかも、こうしたオナニーは通常よりも気持ちいいことが多いので、ついやりたくなってしまいます。オナニーの快感を高めようとすると、どうしても危険なオナニーへ向かい、副作用が出てしまうことがあるので注意が必要です。オナニーそのものはとても健康的な行為です。
違ったオナニーがもたらす副作用とは?
オナニー自体には副作用はありません。しかし、間違ったオナニーを続けていると、性機能に問題が出てセックスに支障が出てしまうことも。オナニーのやり方が原因で、主に次の4つの副作用が出てしまうことがあります。いずれも悪化すると大きな問題になってしまうので、すでに何らかの症状が出ていないかどうか、慎重にチェックしてみましょう。
・膣内射精障害
・早漏や遅漏
・逆行性射精
・快感を得られない
上記4つはいずれも性機能に関する問題です。しかも、その多くはオナニーが原因でなってしまうことが分かっています。特に、女性の膣内で射精できなくなってしまう膣内射精障害は大きな問題です。あまり間違ったオナニーをやり過ぎると、射精どころか快感を得ることさえ難しくなるので、これから注意点をまとめて確認していきましょう。
内射精障害
膣内射精障害とは、膣内で射精できなくなってしまう状態のことを指します。最も特徴的な症状は、オナニーでは通常どおり射精できるにも変わらず、セックスで女性の膣内に挿入した状態では射精できなくなってしまうことです。膣内射精障害は、世界的にはほとんど知られていない現象ですが、日本ではむしろ早漏よりも多くの人が室内射精障害で悩んでいます。しかし、オナニーが多様化するにつれて、世界でも膣内で射精しづらくなっている人が増えているようです。
勃起自体ができなくなるED(勃起不全)とは違って、膣内射精障害では勃起も挿入も問題なくできます。ただひとつ、射精だけが正常にできないのです。それだけに、膣内射精障害になると悩みやプレッシャーを感じるようになり、セックスへの苦手意識が生まれてしまうこともあります。しかも、苦しいのは男性だけではありません。男性が膣内で射精することができないと、女性の方でも自分の身体に原因があるのではないか、と強く悩むようになってしまうのです。
男性が膣内射精障害になるとお互いに悩みや不満が募るので、カップルに関係自体に悪影響が出てしまうこともあります。膣内射精障害の主な原因は、刺激が強すぎるもしくは不自然なやり方でのオナニーです。私たちの身体は刺激を受け続けると、次第に刺激に対する耐性が身についてきます。そのため、普段のオナニーでペニスに過度の刺激を与えていると、強力な刺激への耐性がペニスにできてしまうのです。
その結果、女性の膣内での刺激に満足できないようになり、オーガズムまで到達することが困難になります。また、不自然なやり方や体勢でのオナニーについても同様です。普段からこうしたオナニーを続けていると、膣内で射精することが困難になってしまいます。しかも、膣内射精障害はまだまだ解明されていない部分が多いため、はっきりとした治療法もありません。膣内射精障害は最も厄介な性機能障害のひとつなので、できるだけ避けたいですよね。
漏/遅漏
早漏と遅漏は男性の最も有名な悩みなので、誰もが一度は聞いたことがあるでしょう。どちらも射精するまでの時間に問題が出る疾患で、早漏は早すぎること、遅漏は遅すぎるというものです。具体的な定義としては、早漏は膣内に挿入してから1分以内かかるもの、遅漏は挿入してから30分以上経たないと射精できないものとされています。世界的に見ると早漏人口の方が圧倒的に多く、遅漏が1~4%であるにも関わらず早漏はなんと約3割です。
つまり、男性のおよそ3人に1人が早漏だということ。早漏の何が問題なのかというと、セックスで女性を満足させるのが難しくなることです。男性はペニスをしごき始めたらすぐに興奮が高まってきますが、女性はスロースターター。興奮が高まって気持ちよくなるまでに、時間が掛かるのです。ある調査によると、女性が理想とする挿入時間はおよそ7分~13分だということが明らかになっています。それ以下だと、女性が満足する前にセックスが終了してしまうことに
だからといって、挿入時間が長ければ長いほど良いのかというと、決してそうではありません。遅漏の男性は射精するのに30分以上掛かりますが、女性にとってこれは長すぎる時間です。先ほどご紹介した調査でも、挿入が13分を上回るのは理想よりも長い時間だとされています。実は、女性の膣はいつまでも濡れ続けるわけではありません。セックスの開始から一定時間が経過すると愛液(膣分泌液)は減ってくるので、膣の滑りがだんだん悪くなっていくのです。
そうなると女性の方で痛みを感じ始めて、快感どころではなくなってしまいます。時間が長すぎると女性の方で集中力も切れてくるので、苦痛を与えてしまうことになるかもしれません。また、先ほどご紹介した膣内射精障害は「重症遅漏」とも呼ばれています。つまり、遅漏が悪化すると膣内射精障害になってしまう可能性があるということ。早漏と遅漏もオナニーのやり方が原因で発症することがあるので、オナニー方法には注意が必要です。
行性射精
逆行性射精というと聞き慣れないかもしれませんが、実は三大射精障害「早漏」「遅漏」「逆行性射精」として含まれています。逆行性射精とは、射精時に精液がペニスからほとんど射出されず、その大半が膀胱へ逆流してしまうという疾患です。通常、射精時は膀胱と尿道が繋がるところにある筋肉の働きによって、精液が膀胱に入り込むのを防ぎます。しかし、何らかの要因で神経や筋肉が損傷を受けると、膀胱の入り口が閉じなくなって精液が入ってしまうのです。
逆行性射精の主な原因は前立腺や膀胱の手術です。その他にも、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の治療によって、発症してしまうこともあります。逆行性射精になっても通常どおり勃起から射精まで行うことはできます。そのため、多くの場合は逆行性射精の治療は行いませんし、原因が処方薬にある場合は投薬を止めれば逆行性射精も治ることがほとんどです。ただし、逆行性射精の原因が神経や筋肉の損傷にあるならば、治療は困難になってしまいます。
この神経および筋肉の損傷は原因不明なことが多いですが、実はオナニーの方法が原因で起きてしまうかもしれません。そのオナニー方法とは「寸止めオナニー」です。詳細は後ほど解説しますが、寸止め時にかかる過度の圧力が、膀胱の筋肉にダメージを与えてしまう可能性があると考えられます。逆行性射精の厄介なところは、精液がほとんど出ないため、子づくりをするのが困難になってしまうことです。正しいオナニーをすれば避けられることなので、寸止めオナニーにはご注意ください。
感を感じられない
オナニーが原因で性機能自体に問題が生じてしまうこともあります。いわゆる「不感症」で、ペニスに刺激を与えても快感を得られなくなってしまうのです。なぜこんなことが起きてしまうのかというと、私たちの身体は外部からの刺激が続くと慣れていくからです。例えば、騒音がとてもうるさい街に引っ越したとき、最初は不愉快な思いをするでしょう。しかし、住み続けるといつの間にかあまり気にならなくなってしまいます。今度は静かな町へ行くと、静かすぎて驚くことがあるほどです。
ペニスへの刺激も同じです。普段から刺激の強いオナニーをやり過ぎていると、ペニスはだんだんと慣れていってしまいます。悪化すると正常な刺激を与えているにも関わらず、もう快感を得られなくなってしまうのです。また、あまりに過激な方法でオナニーをしていると、ペニスの神経に障害が出てしまうこともあるかもしれません。神経が損傷してしまうと回復は困難なので、ペニスを思い切り握りしめたり硬いものにこすりつけたり、通常では考えられないような刺激をペニスに与えている人は要注意。
不感症になると射精は困難になり、重症になると勃起さえできなくなるでしょう。遅漏は不感症の始まりだとも考えられるので、最近ペニスの感度が落ちてきたり、強く刺激したりすることが増えている人は注意が必要です。そのまま無理なオナニーを続けるとさらに症状が進行して、重度の遅漏や膣内射精障害になってしまう可能性は高いです。詳細は後述しますが、実は膣内の刺激はそれほど強いものではありません。普段のオナニーを控えめにすることで、ペニスの感度を取り戻す必要があります。
作用を起こす危険なオナニーのやり方とは?
間違ったオナニーが原因で、性機能や射精にいろいろな問題が起きてしまうことが分かりました。何だかとても怖い感じがしてしまうかもしれませんね。しかし、正しいオナニーさえしていれば心配はありませんし、すでに症状が出ている人でもオナニーのやり方を変えれば改善は可能です。副作用(Side Effects)を起こす危険性のあるオナニー(Dangerous Masturbation)には、主に次の7つのものがあります。
・握り過ぎオナニー
・短時間オナニー
・床オナニー
・寸止めオナニー
・足ピンオナニー
・皮オナニー
・禁欲オナニー
いずれもペニスに過度の刺激を与える、もしくは好ましくない習慣を身につけてしまうような方法ばかりです。逆に行えば、これらのオナニーをやらなければ、ペニスの機能を正常に保ちやすくなるということ。ちなみに、これから各オナニーのやり方をご紹介しますが、本記事は上記のオナニーを推奨するものではありません。あくまで自身のオナニーが間違っていないかを確認するためのものです。
.握り過ぎオナニー
ペニスを強く握りすぎるオナニーは、非常に多くの男性がやってしまっている間違ったオナニーです。このやり方では、ペニスに加わる圧力や摩擦が、非常に強いものになります。しかし、自分のオナニーのやり方が握りすぎタイプかどうかは、なかなか分かりにくいかもしれません。具体的な目安としては、5本の指すべてを使って握っている場合、もしくは手のひらでオナニーをしているような場合は、握りすぎの可能性が高いので注意が必要です。
握りすぎオナニーではペニスへの刺激が強くなり過ぎるので、ペニスの感度が低下する可能性が高くなります。実は女性の膣内でペニスが受ける刺激は、それほど強いものではありません。膣内では圧力や摩擦の強さではなく、ペニス全体が包み込まれて密着するような感覚によって、快感を得ることができるのです。その一方で強く握りすぎるオナニーでは、膣内を遥かに超える刺激が伝わるので、確かに快感を高めることはできます。しかし、こういったオナニーを続けるとペニスが刺激に慣れています。いわゆる「Death Grip Syndrome(死のグリップ症候群)」です。
ペニスを強く握るオナニーでは、遅漏や膣内射精障害になってしまうリスクが高まります。しかも、感度が低下して気持ちよくなりにくくなるので、以前の快感を取り戻すためにより刺激を強めてしまうことも厄介です。これを解消するためには、オナニーでペニスを握る指を減らす必要があります。理想的には2本指、つまり親指と人差し指だけでオナニーできるようにすると、握りすぎを防いで性機能の問題を解消しやすくなるのでおすすめです。
短時間オナニー
短時間オナニー(時短オナニー)は、早漏の原因になることがあります。時短オナニーとは、通常よりも短時間でオナニーを完了するという方法です。特に、オナニーを始めてペニスのシゴきを始めてから、5分以内で射精を迎えるものが該当すると言えるでしょう。毎日忙しく過ごしている人や、手っ取り早く快感を得たいときなどは、ついつい時短オナニーをやってしまいがちです。しかし、こうしたオナニーを続けていると、早漏になってしまうリスクが高まります。
普段から短時間でオナニーを済ませるようにしていると、ペニスがそのリズムに慣れてしまいます。私たちの身体は習慣というものにとても敏感で、同じことを繰り返していると、自然と身体にそのリズムが身につくのです。これはオナニーでも同様なので、素早く射精してしまう習慣が身についてしまいます。短時間オナニーではオナニーの快感をじっくり味わえませんし、早漏になってしまうのでは一石二鳥の正反対だと言えるでしょう。
時短オナニーによる早漏を改善する方法は単純で、オナニーの時間をしっかり確保することです。30分以上もオナニーをする必要はありませんが、5分以下というのはあまりに短すぎます。そのため、シゴき始めてから少なくとも10分~20分ほどオナニーを続けてから、射精するようにすると良いでしょう。ただ、すでに時短オナニーの習慣が染み着いてしまっている場合は、すぐに射精してしまうかもしれません。そのため、適度に抑揚やリズムをつけながら、時間を延ばすようにすることがコツです。
.床オナニー
床オナニーは床やソファーなどの硬いものに、ペニスを押しつけたり擦りすけたりするオナニーテクニック。硬い床でなくても、枕や毛布など比較的柔らかいものに擦りつける場合でも、床オナニーと同じものになるので注意が必要です。床オナニーはもはやセックスとは全く違った刺激になるので、やり過ぎるとペニスが不自然な刺激に慣れてしまいます。その結果、遅漏や膣内射精障害になるリスクも高くなり、セックスに支障が出てしまうという危険なオナニーです
床オナはまず床などの上にうつ伏せになります。勃起していなくても構いませんが、まだ身体は床に密着しないように少しだけ起こしておきましょう。それから、身体をゆっくり下ろしていってペニスに圧力をかけていきます。自然とペニスに強い刺激が加わるので勃起していくはずです。後は圧迫を続けたり腰を振って擦り付けたりして、どんどん刺激してオーガズムを目指していきましょう。床オナ上級者になれば、勃起していなくても射精できるようになるようです。
ただし、前述したように床オナはとても危険なオナニー方法です。あまりに強力かつ不自然な刺激にペニスが慣れてしまい、性機能に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。また、床オナで使用するのは床やソファー、毛布など比較的汚れているものが多いので、衛生面での心配があることも難点。どうしても床オナをしたいという場合は、あらかじめ擦り付ける対象にタオルやカヴァーなどを付けて、ペニスが直接触れないようにしましょう。決しておすすめできるオナニー方法ではありませんが、他では得られない快感も得られるので、諸刃の剣とでも言うべきオナニー方法です。
.寸止めオナニー
寸止めオナニーもかなり危険なオナニー方法なので注意が必要です。しかし、寸止めオナニーは射精時の快感を大幅に高めることができるので、何となくやってしまう人も多いでしょう。寸止めオナニーを頻繁に繰り返していると、「逆行性射精」になってしまう危険性があります。この疾患については先ほどご紹介しましたが、射精時に精液がほとんど出なくなってしまう現象です。精液の大半が膀胱へ逆流するため、不妊の原因になってしまいます。
寸止めオナニーは、射精しそうになったらペニスに力を込めて我慢して、射精の感覚を抑えることで行います。落ち着いたら刺激を再開して、またイキそうになったら我慢する、という動作を何回か繰り返すのです。こうすることで興奮が高まって精嚢内にたまる精液も増えるので、射精時の快感が通常より大幅に高くなります。しかし、このやり方でのオナニーは膀胱に精液が流入するのを防ぐ筋肉に圧力が掛かり、痛めてしまう恐れがあるようです。それが原因で逆行性射精になると、完治は困難なのでとても厄介なことになります。
オナニーで逆行性射精になるのを防ぐには、寸止めオナニーをしないようにすることが大切です。とはいえ、必ずしも射精を我慢するのがダメだというわけではありません。適度なところで刺激を止めて、射精をコントロールすれば良いのです。イキそうになるギリギリではなく、射精しそうになる感覚が出てきた時点で、手を緩めて抑えるようにしましょう。こうすることで、実際のセックスのときでも早漏を予防して、適切なタイミングで射精することができるようになります。
.足ピンオナニー
足ピンオナニーも膣内射精障害の原因になることで有名です。足ピンオナニーは、主に仰向けの状態で足に力を入れてピンと伸ばした体勢で、オナニーを行います。こうすることで骨盤底筋など性器の機能をコントロールする筋肉に力が入り、通常よりも快感が高まるのです。その結果、いつもよりオーガズムが近づきやすくなります。しかし、これは性的刺激をブーストしているということでもあるので、身体が慣れてしまうと厄介です。
足ピンオナニーを続けていると、身体が足ピンオナニーの感覚に慣れて、その体勢でないと射精するのが困難な状態、つまり膣内射精障害になってしまいます。正常に射精できるのは、騎乗位でセックスした場合に限られてしまうでしょう。なぜなら、セックスでも同じように足ピンができる体位といえば、騎乗位くらいしかないからです。しかし女性が必ずしも騎乗位を取ってくれるとは限らないので、セックスで大きな支障が出てしまいます。
すでに足ピンオナニーを繰り返していて、膣内で射精しにくくなってしまっていたら、早めに対策を取る必要があります。足ピンオナニーの改善にはあぐらオナニーが効果的です。あぐらは足ピンとは対照的な姿勢で、足に力を入れることができません。最初のころはあぐらではなかなか射精できないかもしれませんが、続けていれば元の感度を取り戻すことができるでしょう。足ピンオナニーは気持ちよくなれますが、やり過ぎは禁物です。
.皮オナニー
皮オナニーは仮性包茎の男性がよくやってしまいがちなオナニー方法です。皮オナのやり方はいたって単純で、まず亀頭にしっかり上まで包皮を被せた状態にします。それからいつもどおりペニスをシゴいていくと、オーガズムに達することができるはずです。皮オナのメリットは、何といってもその快感の素晴らしさ。柔らかな包皮で亀頭をしごく感触は、他のオナニーではなかなか味わえない気持ちよさがあります。しかも、ガマン汁(カウパー氏腺液)が出てくると亀頭にたまり、まるでローションを塗ったかのようなヌルヌル感を楽しめることも魅力です。
しかし、皮オナニーを続けていると包皮が伸びて、包茎がさらに進んでしまう原因になります。包茎自体はごく自然なことですが、必要以上に包皮が余るのは問題です。さらに早漏になるリスクも高まってしまいます。仮性包茎の人は元々早漏になりやすいのですが、それは普段から亀頭が包皮で隠れていて、外部からの刺激を受ける機会が少ないからです。コンドームの装着は包皮を剥いてからでないとできないので、いざ膣内に挿入したときに刺激に耐えられず、すぐに射精してしまいます。
皮オナニーはとても気持ちいいのですが、セックスのことを考えると控えておく方が無難です。しかし、皮を剥いてオナニーすると、かなり痛みを感じてしまうこともありますよね。そこでおすすめなのが「ローションオナニー」です。亀頭にローションを塗って潤滑性を高めてから、亀頭を刺激していきましょう。こうすることで摩擦が軽減されるので、痛みではなく快感を高めることができます。しかも、亀頭が刺激に慣れていくので、早漏の改善にも繋がって一石二鳥です。
.禁欲オナニー
禁欲オナニーもとても気持ちよくなれるオナニーです。やり方はいたって単純で、数日間オナニーを我慢してから、通常どおりのオナニーを行うだけ。たったこれだけでオナニーの快感が倍増しますし、しかも目立つ悪影響やデメリットはありません。しかし、問題は禁欲する期間です。禁欲オナニーの理想的な期間は2~3日ですが、これを大きく上回って1週間以上も禁欲すると、性機能が大幅に低下してしまいます。
睾丸内が空の状態から精子で満タンになるまでには、およそ3日掛かると言われています。つまり、3日くらい禁欲すればほぼ間違いなく、睾丸が精子でいっぱいになるということです。2~3日ごとのオナニーは、とても効率的だと言えるでしょう。一方で、それ以上の禁欲期間を挟むと、睾丸内にある精子はだんだん劣化していきます。もちろん古い精子は自然と身体に吸収されて処分されるのですが、あまり禁欲期間が長いと睾丸内が古い精子でいっぱいになってしまうのです。
しかも、身体はあまり使われていない部分の機能は低下させるため、精子を製造する能力も落ちてしまいます。もちろん、オナニーをしなければ勃起することもお大幅に少なくなるため、勃起力や持続力も下がってしまうでしょう。つまり、長期間のオナ禁には性的能力が低下してしまう恐れがあるので、禁欲オナニーには適切なスケジュールが必要だということです。2~3日に1回くらいのオナニーにすれば、とても刺激的なオナニーを楽しめますよ。
違ったオナニーはやり過ぎに注意
これまで間違ったオナニー方法について見てきました。あたかもこれらのオナニーは「絶対ダメ」だという感じの雰囲気でご紹介しましたが、絶対にやってはいけないわけではありません。間違ったオナニーはやっても構いません。しかし、ハマりすぎてそればかりやってしまうのが問題なのです。正しいオナニーをやりながら、たまに違ったオナニーをするのであれば、大きな問題が発生することはほとんどありません。
何でもバランスが重要です。音楽でもいつもヘヴィーなものばかり聞いていると、一般的な音楽がとてもつまらなく感じてしまうでしょう。逆に、普段から普通のものも楽しみながら、適度に過激なものも楽しむようにすると、より深く音楽というものを味わえるようになるのです。オナニーでも正常なものと過激なものをバランス良く楽しむようにすることで、よりよい性生活を送れるようになりますよ。
たまにはクラシック音楽を聞くように、ゆっくりと落ち着いたオナニーもやってみましょう。亀頭にローションを塗って亀頭オナニーをすると、ペニスを強く握ったり超高速で動かしたりしなくても、十分に気持ちよくなれます。性機能の改善にも役立ちますし、抑揚をつけてオナニーすることでさらに深い快感も得られるようになるでしょう。その上で、時には過激なオナニーで刺激を楽しむようにするのがおすすめです。
しい&気持ちいいオナニーを身に付ける方法とは?
これまで「間違ったオナニー」の危険性や具体的なやり方について見てきましたが、そもそも「正しいオナニー」とは具体的にどのようなものなのでしょうか。正しいオナニーとは自然な刺激があるオナニー、つまり膣内に挿入しているときと同じような刺激を、ペニスに与えるオナニーのことです。つまり、通常の手コキオナニーでは、どうしても限界があるということになります。そこで大きな威力を発揮するのが「オナホール」です。
オナホールは、女性の膣を模したセックストイです。ペニスを挿入して使うと、まるで本物のヴァギナに挿入したような、リアルな快感を得ることができます。言い換えれば、ペニスにとって自然な膣内で受けるものに近い刺激で、オナニーができるということ。オナホールを普段のオナニーに取り入れれば、正しいオナニーの習慣が身につきますよ。しかも、オナホの快感は手コキオナニーを陵駕します。
オナホの使い方はいたって簡単で、内部にローションを適量流し込んで、勃起したペニスを挿入するだけです。これだけで、素晴らしい快感を得ながらも適切な刺激がペニスに伝わります。オナホは早漏・遅漏・膣内射精障害の三大トラブルのいずれも改善することができると、研究によって証明されていることもポイントです。オナニーを楽しみながら性機能を改善したいなら、ぜひともオナホールを使ってみましょう。
ただ、オナホールは選び方がとても大切です。闇雲に選んでも良いオナホは選べません。締まりの強さはもちろん、内部構造にも大きな違いがあり、使う目的によっても選ぶべきものは変わるからです。性機能の改善にはレベルに応じてオナホの使い分けも必要になるでしょう。例えば、早漏を改善したいなら最初は緩めのものを選んで、次は少しキツめのものを選ぶようにすると、とても効果的に早漏を改善できますよ。
とめ
今回は、間違ったオナニーのやり方や悪影響について解説しました。オナニーは男性にとって無くてはならない習慣ですが、間違った方法で続けていると性機能に問題が出てしまうことがあります。「膣内射精障害」「早漏」「遅漏」「逆行性射精」は、いずれもセックスに支障が出てしまう大きな問題です。しかも、これらはオナニーのやり方が原因で発症してしまうことがあるので、間違ったオナニーをやり過ぎないように注意する必要があります。
女性の膣内で射精することが困難になる膣内射精障害は、「握り過ぎオナニー」「床オナニー」「足ピンオナニー」でなってしまう可能性が高いです。ローションやオナホールなどを使用して、適切な刺激をペニスに与えるようにしましょう。挿入してから1分以内で射精してしまう早漏は、「短時間オナニー」や「皮オナニー」でなってしまうことがあります。オナニーにしっかり時間をかけるようにしたり、オナホールでペニスを慣らしたりすることで改善可能です。
射精までに30分以上を要してしまう遅漏は、膣内射精障害と同じく「握り過ぎオナニー」「床オナニー」「足ピンオナニー」でなることがあります。やはり、オナホールで適切な刺激にペニスを慣らすことが、効果的な改善方法です。射精時に精液が膀胱内へ逆流してしまう逆行性射精は、「寸止めオナニー」でなる可能性があるので、射精ギリギリでの寸止めは止めましょう。「禁欲オナニー」では、禁欲期間をあまり長く取りすぎると、性的能力や生殖能力が衰えてしまうので注意が必要です。
今回ご紹介した間違ったオナニー方法は、決して推奨できるものではありませんが、絶対にやってはダメだということでもありません。あくまでバランス感覚が重要で、通常のオナニーの合間に少し過激なオナニーを楽しんでみる、というくらいなら大きな問題はないのです。ただ、気持ちよさと健全な性生活を両立させるためには、オナホールの活用がおすすめ。正しいオナニー方法を身につけて、良いオナニーを満喫しましょう。